
伊坂幸太郎「終末のフール」を読んだ。明日ひとりぼっちの自分の家に戻る私には少し心強くなるような話だった。あっちに帰ったらまた死にたくなるんだろうなぁ絶望するんだろうなぁと簡単に想像できてたから。それでも必死に足掻きながらでも生きる道があるなら生きなきゃいけない。
それは、おばあちゃんと話してても思った。おばあちゃんたちは命に関わる経験をしててそれでも今私の前で私と話してる。そんな人達を前に死にたいなんて言えない。
実家に帰って来て丸一週間。家族、親戚以外の人とは誰とも会わずにほとんどずっとお母さんといた。昔家族全員で行った観光地に、あの頃よりも遥かに盛り沢山な内容で連れてってくれたり、この一週間でいろんな温泉に三回も行った。ずっと好きなもの沢山作ってくれてずっと話しかけてくれて、私は今まででもこれからももう経験することのない、いちばんの甘い休みを満喫した。
一人だったら孤独で考えすぎて狂って死んじゃいそうになるけど、家族と一緒だったら毎日があっという間だった。丸一週間もあったのに。家族と一緒っていいなって心から思ったのはそこ。考える暇を無くしてくれるし何よりも沢山笑った。たいしたことじゃないし、別に何がそんなにおもしろかったってわけじゃないけど。誰かと一緒にいればこんなに笑えるんだなぁって改めて思ったよ。
ずっとここにいたい気持ちもあるけど、行かなきゃなって思う。それはきっとお父さんもお母さんも同じ気持ちで、わかってくれてると思う。
自分の気がすむまでは頑張ります。